このゲームは延期とプラットフォーム変更を重ねて結局一度は開発中止となってしまっていましたが、最近になり同名ソフトが突然発売が決定されました。開発中止の告知があり、開発再開の告知も特になかったためそちらとは別物と考える方が正しいかもしれません。しかし、踏襲されたと思われる点が散見されます。
新作の星のカービィWiiではメタナイトやデデデ大王などの特定の仲間キャラクターと一緒に冒険できるシステムになっていますが、こちらはスーパーデラックスのようなヘルパーシステムだったのかもしれません。
また、曲は一部使いまわされているようです。
任天堂のサイトに、「社長が訊く『星のカービィWii』」のインタビュー記事が掲載されました。
この中で、今回の作品が誕生するまでの過程が紹介されています。
これによると、「星のカービィWii」が誕生するまでの11年の間に、ハル研究所で開発していたカービィのゲームとしては、3つの幻になったソフトがあったそうです。
1つは(↑)、昔、スクリーンショットも公開されていた、ゲームキューブで発売される予定だった4人同時プレイが出来るカービィで、シングルプレイとマルチプレイを共存させることの難しさを感じ、望んでいるクオリティを達成出来なかったため、完成までいたることはなかったとのことです。
2つ目は(↑)、カービィを完全な3D空間に置いて、箱庭の中を自由に動き回れるようにしたソフトで、これも望んでいるクオリティを達成出来なかったため、完成までいたることはなかったとのことです。
3つ目は(↑)、絵本の中から飛び出したような、遊べるアニメーションのカービィで、今までのコピー能力を一新して、さらにパワーアップさせることを目指したものの、同じく、完成までいたることはなかったとのことです。
よって、最後に据置用としてスクリーンショットが公開されていたものがGC版で、4人同時プレイという共通の仕様もあるため、「星のカービィWii」はGC版が完成した作品だとも一部で思われていますが、実際はそうではなく、3つの作品の開発の経験は活きているものの、今回のゲームは、以前に発表されていたGC版などとは別の作品になっているようです。